【市川・本八幡駅すぐのジム】ボクサーがバンテージをする理由とその大切さ
【市川・本八幡駅すぐのジム】ボクサーがバンテージをする理由とその大切さ
バンテージ、というものをご存じだろうか?
ボクシングに限らず、パンチのある格闘技ではおなじみであろう。
さらにいえば、医療関係者や英語が得意な方にとっては一般名詞だ。
日本語に訳せば「包帯」である。
格闘技ファンの皆さまにはおなじみだが、
つまるところ、ボクサーが手に巻いている白い布のことだ。
バンテージは手を保護するために巻く。
なにから保護するかといえば、自身の放つパンチの衝撃からだ。
なにせ、ボクシングは強力なパンチを打つスポーツ。
練習に練習を重ねて、強いパンチを打てるようにしていく。
練習であれば、サンドバッグやミットを叩く。
試合ともなれば、人体を叩く。
強ければ強いほど、手に、拳に、瞬間的な衝撃、圧力が加わる。
そもそも、手の構造は複雑で、脆い。
二足歩行することで手を自由に使えるようになったからこそ、
本来は弱い動物である人類が地上を制することができた。
手を使い、道具を用いるからだ。
そのため、手はまるで精密機械のように繊細だ。
細い骨や筋によって構成されている。
その手で、強く殴れば、手の方が壊れてしまうのだ。
バンテージはそれを防ぐために巻く。
保護、補助、補強のためである。
さらにいえば、巻き方次第でパンチを強く打ちやすくもなる。
拳を握るにあたって、それを阻害するような巻き方をしてしまっては、
強いパンチも打てないというもの。
巻き方ひとつでいろいろと変ってしまうものなのだ。
近年は巻き方もユーチューブとやらで検索できるらしい。
また、スポーツ用品メーカーから巻きやすいバンテージも発売中だ。
しかし、市川・本八幡駅からすぐ、
令和元年で26年目を迎えるプロボクシングジム「レイスポーツボクシングジム」では、
ごく普通の医療用包帯を用いて、
巻き方から丁寧に指導してゆくこととしている。
およそ一か月ほどの練習・指導内容を1時間~1時間半で体験できる、
おひとりさま1回1,000円の体験練習ではバンテージを巻くところからスタートする。
お値段はバンテージ代込みだが、入会を決めるとキャッシュバックなので、
ボクシングを始めて最初のバンテージはプレゼントということになる。
また、体験練習なしに入会した場合、
個々人の習熟度やボクシング経験にもよるが、
まったくの初心者なら2~3回目の練習からバンテージを巻くことになる。
レイスポーツではどちらも、
まずは意味と方法を説明しながら、
会長やトレーナーによってバンテージを巻いてあげるところからスタートする。
会員さんはどなたも、最初は目を白黒させながら頭にハテナマークを浮かべているが、
練習に通っていれば、すぐに自分で巻けるようになる。
レイスポーツでは小学生だって自分でバンテージを巻けるのだ。
確かにネクタイと一緒で、
自分で巻くのと巻いてあげるのとでは大違いで難しいのだが、
レイスポーツではそこから手を抜かない。
なぜなら、大事な会員さんの身体を守るために大事なポイントだからだ。
手袋のように簡単にすぽっとできるバンテージもあるが、
あえて、医療用の普通の包帯を使うのにも理由がある。
応用が、融通が利くのだ。
たとえば、手首を痛めたなら、手首をいつも以上に補強できる。
突き指をしてしまったら、その指を保護するようにも巻くことができる。
また、ボクシングを習熟するにつれて、個人の癖などもでてくるが、
それにも巻き方を変えることで対応していくことができる。
基本は決まっているが、こう巻かねばならないというものでもない。
よりよく巻くのが一番だし、単なる包帯だからこそそれができる。
そして、なにより、
自分で理解し、自分で巻くことによって、
手のどこに負担がかかるのか、どうパンチを打つのが正しいのか、
そういった細かいことから考えるいい機会となる。
ボクシングは決して野蛮な暴力ではない。
ひとりひとりが自分の身体と向き合わねば、より強くはなれない。
バンテージひとつとっても、頭を使うスポーツなのだ。
たかが、バンテージ。
たかが、包帯。
されど、バンテージ。
なにせ、包帯。
ボクシングと真剣に向き合うならば、こういったことから疎かにしてはならない。
私たちレイスポーツボクシングジムはそう考えている。